おいしいコーヒーの真実
ちょっと前ですが、おいしいコーヒーの真実という映画が上映されていて観てきました。エチオピアの農民の話が大半ですが、この内容はイギリスとアメリカのドキュメンタリー制作会社によって作られ2年ぐらい前にNHKで放送されたものそのものでした。先進国でトールサイズ1杯330円に対し第三世界の農家に支払われる金額は3〜9円ということやエチオピア農民の貧困とアメリカのスタバの店員の笑顔を対比させて、問題提起しています。見せ方の手法により農民が搾取されていることをかなり強調した内容になっています。コーヒーはもともと植民地支配の産物でした、主にヨーロッパ列強の支配下で生産されてきました、支配がおわり独立した後もコーヒーの産業はその植民地時代のそのものかもしれません、世界4大企業やIMF 国際銀行がそれに取って変わって搾取するシステムをつくりだしていると言えるかもしれません。単に先進国のコーヒーの値段と産地の農民の手取り金額を比較してもあまり意味は無いと思います。コーヒーは国際相場で価格が決まりますし、国により物価も違います。ただ、やはり貧困に苦しんでいるのは事実で、この問題解決にはフェアトレードやスペシャリティコーヒーなどコマーシャルコーヒーより遥かに高い価格が支払われるスペシャリティコーヒーのマーケットが広がる事ではないかと個人的には思います。