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コロンビアのコーヒーについて。

コロンビアは昔から高品質なコーヒーの産地として知られてきました。なぜなのか、まずコロンビアの輸出規格に使われる等級は、ブラジル等の欠点数による格付けではありません、山岳地帯なため、乾燥に広大な敷地を必要とするナチュラル精製ではなく、伝統的にフルウォッシュト(水洗式)精製をしてきたので、欠点豆が精製の段階で取り除かれるため、欠点数による等級は採用してきませんでした。中米の様に標高による格付けもしていません、コロンビアは産地が赤道直下に位置するため、もともと標高の高い場所でしかコーヒーを栽培していないので標高差による格付けも採用していません、そこで、豆の大きさによる等級分けをしています。スクリーン17以上はスプレモ、14〜16はエキセルソ、13以下は輸出されません。高地でフルウォッシュト精製なため、必然的に高品質なコーヒーとなるわけですが、それだけではなく、コロンビアの南北に3本縦断するアンデス山脈の麓に続く大地は標高、寒暖差、火山灰土壌、降雨量とコーヒー栽培条件がどの産地よりも優れていると言われてきました。国土は日本の3倍、南北に長く地域により特徴がそれぞれ違う香味を生み出します。しかし麻薬組織やゲリラ等の政情不安から、コーヒー産地には長らく入れず、良いコーヒーを開拓していこうというスペシャルティーコーヒーの流れに乗れない部分もありましたが、50年続いた内戦が2012年から続く交渉の末、政府と革命軍の和平合意に至り、政情も安定してきたこともあり、良いコーヒーが手に入るようになってきました。特にコロンビア南部のマイクロロットコーヒーは昔は全く日本では手に入らないコーヒーです。様々なコロンビアコーヒーを紹介していきたいと考えています。